「読書がつまらない」「読書って、なにが楽しいの?」と悩んでいる方はいるでしょうか。
この記事では、年間180冊ほど読む文学部卒の私が、読書がつまらない・面白くない理由や対処法について説明します。
読書がつまらない原因は?対処法はある?
そもそも読書とは本を読むことですね。本とはメディア=情報伝達の媒体のひとつです。
媒体なので、本自体に面白い・つまらないはありません。
みなさんはすべてのYoutubeチャンネルがつまらないと思うでしょうか? すべてのテレビ番組がつまらないでしょうか?
もちろん、面白いかつまらないかはチャンネルや番組によりますよね。
読書も同じです。つまらない本や、自分にとってつまらない本は、当然読んでいてもつまらない。
ですので、読書がつまらないという悩みは、自分にとって面白い本に出会えていないと言い換えることができます。
読書がつまらない原因① 本当につまらない本を読んでいる
読書が面白くない原因のひとつとして、本当につまらない本を読んでいるということが考えられます。
日本では1ヶ月で6,000冊もの本が出版されているそうです。なかには、残念ながら面白くない本も含まれているでしょう。
たまたまそんな本に当たって「読書ってつまらないな」と思ってしまうのは、大変もったいないです。
読書がつまらない原因② 自分に合わない本を読んでいる
「面白いと評判の本を買ってみたけれど、ぜんぜん面白くなかった。読書ってつまらないかも」。
という経験をしたことがある方もいるかもしれません。
それは読書自体がつまらないのではなく、自分に合っていない本を読んでいたからかも。
自分の好みや価値観の本に出会うのは、読書好きでもなかなかむずかしいことです。
また、人気の本がぜんぜん面白くないという方は、センスがよすぎるのかもしれません。
ベストセラーは言い換えれば大衆ウケなので、好みが尖っている人には刺さらない可能性が高いです。
自分に合う本が知りたい場合は、選書サービスを利用するのがおすすめです。
私はブックカルテというサービスを愛用しています。カルテに記入し、書店員さんがそれに沿っておすすめの本を選んでくれるサービスです。
私も選書サービスをココナラで提供しているので、興味のある方は覗いてみてくださいね。
読書がつまらない原因③ 「意味がわからない、覚えられない!」と思ってしまう
読書をつまらないと感じる3つ目の原因は、「意味がわからない」「理解できない」「読んでも忘れてしまう」と思ってしまうことです。
とくに小説などの文学は読んでいて意味がわからなくてもぜんぜんOKです!
そもそも文学作品を読んで、すべてを理解することなど不可能です。正解がない世界なので、完全理解はありえません。
むしろわからないことに価値があると私は考えています。
忘れてしまっても、心のなかにその本を読んだときの空気感や感じが残っていれば、それがいちばん尊い読書体験です。
「覚えなきゃ!ちゃんと理解しないと!」という気持ちは捨ててみて下さい。
映画『千と千尋の神隠し』では、映画の終盤で主人公の千尋が湯屋での出来事を思い出せなくなっています。ぜんぶ忘れてしまったのなら、千尋が湯屋で過ごした時間は無駄だったのでしょうか? ーーそうではないですよね。湯屋での日々は千尋の心の奥底に眠る素晴らしい体験です。読書もそんな感じです。
……伝わるかな?
読書がつまらない原因④ 楽しむポイントがわからない
読書がつまらない4つ目の原因は、楽しむポイントがわからないということです。
読書好きは描写のよさを語ったりします。情景描写の美しさや人物描写の巧みさに注目して読んでいる読書好きも多いでしょう。
描写のよさがよくわからない場合、楽しむポイントを1つ逃してしまうことになります。
これは慣れるしかないのですが、最初のうちは文章を味わいながら読み、「この表現なんかいいな」と思う箇所を見つけてみましょう。
読書初心者のころは、あらすじだけを追ってしまいがちですが、実はあらすじ以外にも文学の面白さがあります。
読書好きは、読書のなにが楽しいの?
読書好きは読書のなにが楽しいと思っているのでしょうか。
私の個人的な考えは以下のとおりです。
・言葉自体、言葉による芸術が面白い
・人間の想像力の可能性を知れる
・人間の心理について考えを深められる
・知らなかったことを知れる
・知っていたことについての異なる側面を知れる
読書がつまらない・なにが楽しいの?と思うときの原因と対処法
今回の記事では、読書がつまらないと感じる場合の原因や対処法についてお伝えしました。
読書はとっても楽しいので、ぜひトライしてみてくださいね。
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