【体験談】こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』やってみた

インテリア

こんにちは。

先日なんとな〜く、こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』をブックオフでゲットしました。(2の改訂版も)

実はこの本、たぶん小学生か中学生の頃に読んだことがあったのですが、あんまり響かず試してみたことはありませんでした。

ですが大人になってから読んでみたところ案外引き込まれ、2冊とも一気読み。読後すぐ片づけを開始しました。笑

そしてやればやるほど片づけへの情熱が燃え上がり。

収納途中で箱が足りなくなったときは、台風の中わざわざ100均に箱を買いに行ったり、夢の中でも片づけしたり、休憩中はこんまりさんの動画を見たり

結果的に、短期間で信じられないくらい片づきました!! 達成感でいっぱいです。

そこで備忘録として、片づけ中に感じたことや気づいたことをブログに書きとめておきたいと思います。

先に断っておくと、撮り忘れたのでビフォーの写真がありません。すみません。

(こういうのってビフォーアフター見るのが一番楽しいのにね……)

これから片づけするぞ!という方のモチベーションになれば幸いです。

『人生がときめく片づけの魔法』始める前に

片づけ苦手すぎ問題

そもそも私は片づけが苦手かつ大嫌いです。

平日5日間かけて部屋をぐっちゃぐちゃにして、土日に一気に片づける。片づけるといっても棚にモノを秩序なく押し込むだけ。

しまう場所を決めようと思っても上手く組み立てられないし、気づけば違う場所に置いてしまったりで保てない。

そんな生活を送っていたので、片づけにはかなり強い苦手意識がありました。

「自分にはどうがんばっても無理なんだろうなお金払って誰かにやってもらおうかな」と思うほど。

それでもどうにかしたいとは思っていたので、こんまりメソッドに手を出してみました。

片づけの期限

始める前に期限を決めたほうがいいらしいので、とりあえず今年中には祭りの片付けを終わらせるということを目標にしました。

期間にしておよそ3ヶ月。自信は…ない。笑

片づけ前の状態

我が家の現状はこちら。

1LDK2人暮らし
・前述の通り週末一気に片づけることが多い
・収納を考えるのが大の苦手で、サステイナビリティ0の収納を作っては「これじゃない」と変更することを繰り返す
・そして自分はなんでこんなにダメなんだろうと悲しくなる
・捨てるのは結構得意かも

今回もちろん自分のものだけを片づけましたよ!

理想の暮らしを考える

まずはどんな暮らしがしたいのかを考えると良いらしいです。それもできるだけ具体的に。

ということで私の理想はこんな感じ。

目覚めてすぐに活動的に動ける、きれいな部屋

雑然としていると身体を動かす気が失せるような気がする。休日ベッドの中でだらだらしてしまう。もっと生産的に過ごしたい。

・やりたいことにすぐ着手できる

こちらも生産性がらみ。
現状はたとえば料理する前にまず洗い物をしたり、乾いたお皿をしまったり、テーブルを片付けたりすることから始めている。それがめんどくさすぎて料理のモチベが失せる。
また、何かしようと思ったときに「あれどこにあったっけ」と探すことから始まり、結局着手できないこともしばしば。そういうのをなくしたい。

・ヨガとか運動もしたい

大抵床を掃除してから運動をすることになるので、めんどくさくてしなくなる。

・お茶を淹れたりお菓子を作ったりを、もっと頻繁に、ゆったりやりたい

お菓子作りの道具を取り出しづらすぎる場所にしまったり、あちこち分散させてしまったりするうちに、お菓子作り自体が億劫に。

・好きなものに囲まれ、一挙一動でときめきたい 暮らしを写真に収めたくなるくらい素敵にしたい

・部屋に季節感を出したい

食器や雑貨を季節によって変えて、季節のうつろいを感じられるようにしたい。
「あれ、もう秋終わったの???」などと季節に取り残されるのが、一日一日を大事に生きられていない気がして嫌だから。

ハードル高すぎる。笑

でも無理と決めつけないで好きなように考えてみてと書いてあったので、自由に考えてみました。

こんまりメソッドで片づけ開始 まずは衣類から!

こんまりメソッドでは片づける順番があります。

衣類、本、書類、小物、それから最後に思い出の品(もう何も見なくても言えるほど頭に叩き込んだ)

ですので素直にこの通りに片づけに取り組んでいきました。

そして全アイテムを一ヶ所にかき集め、ひとつひとつを手に取って、ときめくものとときめかない(=手放す)ものを仕分けていきます

まずはオールシーズン分のトップス、ボトムス 、インナーや靴下、部屋着やベルト、帽子やイヤーマフに至るまで、全てを家中からかき集めてベッドの上へ。

服はわりと普段から適宜処分したりしているので、あまり迷わず、さくさくと進められました。

冬の部屋着はときめかなかったので全部捨てました。冬が来る前までになんとかしなくては!

捨てたことを早速後悔しはじめているものもあります。それは好きなイラストレーターさんがGUとコラボした限定品のパジャマ。

高校生の頃に買って、もう何年着ていたか。ときめきはしないんですが、思い出と愛着があって捨てるのが辛かったです。ゴミ捨て場にゴミ袋を置いて帰るとき、後ろ髪引かれる思いでした。

でも、ときめかないし、何よりめっちゃかさばるからさよなら! 今までありがとう。

衣類の選別をして気づいたのは、やっぱり間に合わせで買ったものは無駄になってしまいやすいということ。

これ使いやすそう?となんとなく買うことはもうやめようと思いました。

逆にときめく服って見るだけでわくわくしてくるし、着ているときも気分が良くて自然と背筋が伸びるんですよね。

これからは

安くて使えそうなときめかない服たくさん
高くてもときめく服を、管理できる範囲の量だけ持つ

ことにしようと思いました。

でも服って組み合わせとかあるので、その辺は戦略的に買わないとダメですね。

(ときめくから全部花柄!とかやってたら組み合わせたとき変すぎて萎えてときめき0になってしまう)

選び抜いた少数精鋭たちは、こんまりさん推奨のたたみ方でたたんで仮の場所に収納しました。

今まで洋服たたむのが大っ嫌いで時間の無駄じゃんと思っていたのですが、今回全部きっちりたたんで立てて収納してみたことで、衝撃が走りました。

なぜか衣装ケースの雰囲気が違って見えるんです。引き出しを開けないと中身はよく見えないんですが、ぱっと見清々しい雰囲気がして。え、気のせいかな。

この時点で収納を完成するのがかなり楽しみになってきていました。

でもまずは選別! ときめくものを取り分けている段階では、収納について絶対に考えるなとのことでしたので。

少し前に本棚を買うときに全部床に出して選別を終了していたので、今回はいいかなと最初は思ったのですが。

いや、どうせやるなら中途半端に試さないで、こんまりメソッドにちゃんと従ってやってみよう、と思い直し、選別開始。

結果かなりの量のときめかない本が出てきて自分でもびっくりしました!

ブックオフで売ったら1,000円ちょっとになってラッキー。

ときめかない本の共通点は「なんとなく何か買いたいけど欲しいものが思いつかなくて、じゃあ本でも買うかと軽いノリで買ったもの」や「資格関連」などでした。

本も吟味してから買うようにしたいですね。でも自分の中で本購入のハードルが低すぎてすぐ買ってしまう。月15冊くらい買ってる気がする……

これからは、買いたい本リストを作ってよく考えてから買うことにしようと思います。選び抜いた殿堂入りの本しかない最高の本棚を作るぞ。

書類

書類もちょくちょく断捨離しているので、もう捨てるものもないかなと思っていたのですが、甘かった。

結局ゴミ袋1袋分捨てました。

書類はときめきも何もないので結構単純作業ですね。一番つまらなかったです笑

勉強しようと思って取っておいて2,3年経った貿易のテキストなどは、こんまりさんの本にある通り、一生勉強しないと思い全捨て。さっぱりしました。

取っておいたけど使っていないモノたちに向き合うことで、自分が本当はどんなことを叶えたかったのかが少しずつわかってくるのが面白かったです。

小物

小物って広すぎますよね。私的に一番心が折れそうになったのがこのカテゴリーです。

特にキッチングッズや常温食品ストックをかき集めて一箇所にまとめたときは、あまりの量と部屋の散らかり具合に呆然。

本当にもう一生片づかないんじゃないかと挫折しそうになりました。

床にもテーブルにも机にも仕分けた小物が大量にあふれ、使える状態じゃなくなってしまい、その日は雨の中しかたなく外食することに。笑

そのときの写真撮っておけばよかった!絶望の一枚になったはず!

ときめくかどうかで仕分けているときも、恐怖に襲われるんですよね。これ収納どうするの?っていう。

でも「収納のことはあとで考える」というルールに則り、なんとかなると言い聞かせてひたすら仕分けに集中しました。

小物の仕分けを終わらせた私からのアドバイスとしては、ときめかないものを捨てるときは理性を打ち消すといいと思います。

・まだ使える
・人がせっかく選んでくれたものだから、大切にすべき
・いつか使うかもしれない

こうした理性のささやきを、感情論100%で打ち消します。

「でも、ときめかないんだもん!!!」

理性的な方には正直難しいかもしれません。

理性的ではない私でもかなり迷ったのですが、中途半端に自分ルールでやってしまったらこんまりメソッドの真髄を体験できないような気がして。それってせっかく取り組んでみたのにもったいないですよね。

こんまりの言うことを徹底的に聞いて、ダメだったらこんまりを責め立ててやるぞくらいの感じで笑、思い切ってときめき任せで選別してみました。

そうすると、たしかに捨てるときに一抹の不安は感じるんですが、それよりももっと大きい不安を自分がずっと抱えてきていたことに気がつき、それを手放せた感覚になったんです。

自分がどれだけ何を持っているのか・どこに何があるのかわからない状態だったということに気づき、さらにそれに潜在的にずっと不安を持っていたことにも気づいた、という感じです。伝わるかな

ときめくものだけを残すと、家に対する感覚がこんな感じで変わった気がしました。

Before: 何が出てくるかわからないジャングル
After: ときめくモノ=自分の強い味方しかいないホーム

ジャングルに住んでたのか……

思い出の品

思い出の品はラスボスです。もう考えすぎて文字通り頭が痛くなりました。頭痛を抱えながらも、大量の手紙と向き合います。

仕分けているうちに笑顔になったり、びっくりしたり、悲しくなったり、ごめんねという気持ちになったり。感情の揺れが大きくて本当に疲れました。

私は思い出の品も結構あっさり捨てられるタイプなのですが、それは言い換えれば何も考えずゴミ箱に放り込む悪癖かもしれません。

今回モノにちゃんと向き合ってみたことで、いろいろな人への感謝や自分の今まで取ってきた人生の選択への自信が湧いてきました。

今はもう縁が切れてしまって思い出すとなんとなく悲しい気持ちになるような人も、思い出品に向き合うことで「この時はこんなに仲が良くて、一緒にいて楽しかったんだな」と、美しい思い出に昇華された気がしました。(昇華されたので捨てました笑)

あと受験生時代の散々な模試の結果が出てきて笑いました。センター数学8点って。大丈夫か?

『人生がときめく片づけの魔法』をやってみて ここまでの感想

意外と楽しかったです。単なる物理的な作業にしないで、自己分析の一環とでも言いますか、モノを通して自分をカウンセリングする感覚でやると面白いですね。

マーケティングで「ドリルを買うのは穴を開けたいからだ」というようなことをよく言うと思いますが、それで言う「穴」は自分の場合なんだったのかを、モノを仕分ける際に考えてみると面白いです。

これを買えばこんな生活を手に入れられると思ったから買ったんだよな、とか。

自分が無意識に求めている(いた)ライフスタイルが浮かび上がってきます

これはもうカウンセリングですね!

収納編につづく…?



※正直わざわざ新品を買わなくても、近所のブックオフに絶対売ってると思う笑

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